アクアパッツア [アクアパッツア]
アクアパッツァ(acqua pazza) は、魚介類(白身魚と貝類)をトマトやオリーブなどとともに水で煮込んだイタリア料理。ブイヨンなどを用いずシンプルに水で煮込むことによって、魚介のうまみを引き出している。白ワインで煮込む場合もある。 魚としては、タイ、スズキ、タラ、カサゴ、メバルなどの白身魚、貝類としては、アサリ、ムール貝などがよく用いられる。さらに、好みによりイカ、タコなどを加えることもある。パンやパスタとともに供される。選んだ素材により、リストランテなどでは、「カレイとアサリのアクアパッツァ」といった表記でメニューに登場する。アクアパッツァとは、イタリア語で「奇妙な(風変わりな)水」あるいは「狂った(暴れる)水」という意味である。

アペリティーヴォ [アペリティーヴォ]
食前酒。食欲を増進させるため、アマーロのような薬草入りの酒、カンパリ、スプマンテ(発泡ワイン)など

アマトリチャーナ [アマトリチャーナ]
アマトリチャーナ (Amatriciana) は、トマトソースをベースにしてパンチェッタ、タマネギなどを加えたパスタソースとその料理。ラツィオ州リエーティ県のアマトリーチェ(Amatrice)という町が名前の由来。イタリアではブカティーニが良く使用される(ブカティーニ・アッラマトリチャーナ Bucatini all'Amatriciana)。ローマ近郊で作られているペコリーノ・ロマーノチーズを使うのが特徴。

アランチーニ [アランチーニ]
アランチーニ(イタリア語:arancino(単)arancini(複))はシチリアとナポリ名物のライスコロッケ。形がオレンジに似ていることからアランチーニ(小さなオレンジ)と呼ばれる。ナポリのものはアランチーニ・ディ・リゾ(arancini di riso、「米の小さなオレンジ」)またはパッレ・ディ・リゾ(palle di riso、「米の団子」)とも称される。

アンティパスト [アンティパスト]
前菜として作り置きの料理が多い。プリモ・ピアットが出来るまでの時間稼ぎともいえる

カッフェ [カッフェ]
コーヒー。基本的にエスプレッソ・コーヒーであり、カップッチーノなどミルクの入ったものは満腹でないことを意味するので避ける。

カポナータ [カポナータ]
シチリアのカポナータは揚げナスの甘酢煮である。カプナータ(Capunata)またはカプナティーナ(Capunatina)とも呼ばれる。イタリア全土で有名な料理であり、スペインのカタルーニャから渡来したと考えられている。ナスを一度オリーブ油で揚げ、別鍋にオリーブ油で炒めたタマネギ、セロリ、トマト、オリーブ、ケッパーと合わせて白ワイン酢で軽く煮込み、塩、砂糖で調味したのちに、バジリコをちらして常温で供する。仕上げにココアパウダーを加えることもあり、ゆで卵やカラスミ、マグロの卵、オイルサーディン、タコ、エビなど魚介類が入る場合もある[1]。カポナータと似た夏野菜の炒め煮は、地中海地方各地でよく見られる。日本では南イタリアのチャンボッタ(Ciambotta)と混同されることが多いが、野菜の種類が異なる場合があり、甘酸っぱい味付けにはしない点が異なる[2]。また、フランスのラタトゥイユとも似て...

カルパッチョ [カルパッチョ]
カルパッチョ(Carpaccio)は、生の牛ヒレ肉の薄切りにマヨネーズとマスタードを混ぜたソースを網の目状にかけたものまたはパルメザンチーズの薄切りとともにオリーブオイルをかけた料理である。イタリア料理の一種で、ヴェネツィアのレストラン「ハリーズ・バー」(Harry's Bar)が考案した。イタリアの画家、ヴィットーレ・カルパッチョの名前を冠している。この料理の肉とソースの配色と彼の作品に赤と白の色遣いが特徴的なものが多いことからの連想に由来している。日本においてはマグロを使用したマグロのカルパッチョが和洋折衷料理(洋食の日本風アレンジ)の代表例となっているが、イタリアでも刺身の影響を受け生の魚肉を使ったカルパッチョが多くなってきている。また日本では牛肉のたたきや刺身など生の材料を薄切りにして野菜と和え、酸味のあるソースとオリーブオイルをかけたものをカルパッチョと言う名前で呼ぶ...

グラッパ [グラッパ]
グラッパ(Grappa)はイタリア特産の蒸留酒で、ブランデーの一種。ワインを蒸留して作る一般的なブランデーとは違い、ブドウの搾りかすを発酵させたアルコールを蒸留して作る。多くは樽熟成を行わないので無色透明であるが、ブドウの香りを程よく残す美酒。アルコール度数は30から60度。香り付けしたものもある。 イタリアではポピュラーな酒で食後酒としてよく飲まれる。バールにも置かれている。 グラッパは度数が高いためリキュールを作成する際にも使用される。

グリッシーニ [グリッシーニ]
グリッシーニ(イタリア語:Grissino(単)Grissini(複))は、クラッカーのような食感のスティック状の細長いパン。 イタリアのピエモンテ州トリノで14世紀に生まれたとされている。イタリアのレストランでは、アンティパスト(前菜)としてかごに盛られ提供される。そのままでも食べられるが、プロシュット(生ハム)などを巻き付けて食べることも多い。

コントルノ [コントルノ]
副菜、サイドディッシュ。サラダや野菜。伝統的なメニューではセコンドといっしょにサラダが出るということになっている。品物によってはセコンド・ピアットに載っている。

サルティン・ボッカ [サルティン・ボッカ]
サルティンボッカ(saltimbocca または saltinbocca、イタリア語で「口に飛び込む」)は、仔牛肉・鶏肉・豚肉などに、生ハム(プロシュット・ディ・パルマ)とセージを乗せたり並べた料理で、単品あるいはワイン・オイル・塩水のマリネと共に盛り付けられる。好みによってはケッパーをトッピングする。スイス南部、イタリア、スペイン、ギリシャでポピュラーな料理である。この料理の最も有名な調理法は、ローマ風サルティンボッカで、仔牛肉・プロシュット(またはハム)・セージを巻き上げたものを、マルサラ酒とバターで仕上げたものである。一説によると、その名に反してブレシアが発祥とも言われている。

セコンド・ピアット [セコンド・ピアット]
主菜。直訳すると第二皿となる。魚料理と肉料理の両方であればまず魚が供される。

タリアテッレ [タリアテッレ]
タリアテッレ(Tagliatelle, タッリャテッレ)はイタリアのエミリア=ロマーニャ州でよく用いられるパスタの一種である。細長いリボン状でフェットゥッチーネによく似ている。様々なソースと共に食べられるが、ミートソースが一般的である。

ディジェスティーヴォ [ディジェスティーヴォ]
食後酒。グラッパやリモンチェッロなどのリキュール類が小さなグラスで供される。

ドルチェ [ドルチェ]
デザート。 果物やドルチェ(菓子)、チーズが供される。

ニョッキ [ニョッキ]
ニョッキ(イタリア語:gnocchi(複)、gnocco(単))は古代ローマの時代から作られれてきた古い料理。ダンプリング状のパスタの一種で、ジャガイモと小麦粉との組合せで作られるイタリア料理である。もともとは現在のようにジャガイモやカボチャで作るものではなく、小麦粉を練って作っていた。ジャガイモのニョッキが作られるようになったのは、1,800年代になりアメリカ大陸から伝来したジャガイモがイタリアで栽培されるようになってからである。名称そのものは「塊」を意味し、(木の)節目を意味するゲルマン語派のロンゴバルド語の「ノッカ」(knokka)から派生した,(指の)節目を意味する「ノッカ」(nocca)から来ている。理由はその形からであろう。けっこうお腹にたまる料理なので、イタリアでは滋養のあるものや重い食べ物を木曜日に食べる習慣より、ニョッキを木曜日に食べることが多くなり...

バーニャ・カウダ [バーニャ・カウダ]
バーニャ・カウダ (Bagna càuda)はイタリア・ピエモンテ州を代表する冬の野菜料理である。イタリア語のピエモンテ方言で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味する。ジャガイモ、カブ、セロリ、カリフラワーなどの野菜を、テーブル上で温められた、アンチョビ、ニンニク、ウォルナッツオイル(クルミ油、もしくはオリーブオイル)、牛乳(もしくは生クリーム、バター)などを混ぜ合わせたディップに浸して食べるフォンデュに類似の料理である。

パスタ [パスタ]
* スパゲッティ * ペンネ * ラザニア * ラビオリ * タリアテッレ * マカロニ * ブカティーニ * カネロニ * ヴェルミチェッリ * ニョッキ

パニーニ [パニーニ]
パニーノ (Panino) は、イタリア料理で言うパンで具材を挟んだ軽食。パン (pane) に指小辞 -ino を付けた語であり、複数形を用いパニーニ (panini) と言うこともある。イタリア語ではハンバーガー、ホットドッグも含むパンで具材を挟んだ軽食つまり広義のサンドイッチの意味。ただし、パンを薄く切り間に具材を挟んだ物はトラメッジーノ (tramezzino) と区別する。狭義ではサンドイッチやハンバーガーを除き、伝統的なイタリアのパンに具材を挟むものをさす。 バールなどではショーケースに陳列されているほか、各種食材店でもその場で作ってくれる店がある。具材は、トマト、モッツァレッラなどのチーズ、ハムやローストビーフなどの肉製品の薄切り、レタスなどの野菜を組み合わせる。 マヨネーズ、ケチャップ、マスタードは基本的に用いない。

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