フォカッチャ [フォカッチャ]
フォカッチャ(Focaccia)とはイタリア料理の平たいパンである。オリーブオイルやハーブで味をつけ、肉や野菜、チーズをはさんで食べる。フォカッチャの生地はピザの生地に似ており、強力粉、食物油、水、砂糖、塩、イースト菌で作る。フォカッチャは、主にサンドイッチ用に用いられる。フォカッチャは生地を麺棒か手で厚く押し延ばし、石釜で焼き上げる。完全に焼きあがる前のパン生地の表面の一部が膨らんで泡状になってしまうこともあるので、その場合はナイフなどで空気を抜く。あまりに表面が荒れてしまうと、サンドイッチに適さなくなってしまうのである。フォカッチャは、料理につけあわせとして出されることもあり、またピザの生地の代わりに使うことも出来る。

ブカティーニ [ブカティーニ]
ブカティーニ (bucatini) はシチリア発祥で、イタリア中部地方、特にローマ周辺でよく用いられるパスタの一種。スパゲッティよりもやや太い直径5-6mm程で、中心に穴のあいた細長いパスタである。名前はイタリア語で「穴」を意味する「ブーコ」 (buco) に由来する。ロングパスタ(スパゲッティ等)と穴のあいた筒状のショートパスタ(リガトーニ、ペンネ等)それぞれの長所をあわせ持っており、様々なソースと相性が良く、特にアマトリチャーナ等のこってりした「重い」ソースとよく合うとされる。

ブルスケッタ [ブルスケッタ]
ブルスケッタ(Bruschetta)とは、元来イタリア中部の郷土料理。オリーブオイルをかけてオーブンで軽く焼いたパンの上にケッカソースと呼ばれるソースを乗せ、ハーブ(主にバジル)を乗せた物。おつまみや前菜として用いられる。イタリア風のガーリックトーストと呼ばれることもある。ニンニクはパンにこすりつけて香り付けのみするものから、みじん切りまたは薄く輪切りにしたものを乗せる、あるいはガーリックオイルをかけるなど、レシピにより様々である。

プリモ・ピアット [プリモ・ピアット]
主菜。直訳すると第一皿となるが、一皿だけとは限らない。パスタやリゾット、スープなどが供される。

プロシュット [プロシュット]
プロシュット (Prosciutto) は、イタリア語で「とても乾いた物」という語源で、イタリアでは豚のもも肉のハムを表わすが、日本では特にイタリア産、またはイタリア式に燻製にしない生ハムのことを指す。豚のもも肉を塩漬けにした後、乾燥したところにつるし、製造する。自家製のものは、暖炉近くにつるされることがあるが、意図的な燻上は行わない。生ハムであるため、近年まで個人が日本に持ち込んで輸入することに制約があった。生ハムであるため、基本的に加熱せずに薄切りにしたものをそのままか、他の食材に和えて食す。イタリア料理では、いろいろな種類のハムの盛り合わせプロシュット・ミスト (prosciutto misto) として、メロンやイチジクに和えた料理として、前菜に出されることがある。 加熱するものでは、サルティンボッカ・アッラ・ロマーナなどがある。日本では「プロシュート」と呼ばれることもあるが、恐らくは語...

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